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円相場“乱高下”149円台後半~145円台…再び覆面介入か「効果は限定的」との声も

2022年10月24日 11:53
円相場“乱高下”149円台後半~145円台…再び覆面介入か「効果は限定的」との声も

週明けの外国為替市場で円相場は、一時=1ドル=149円台後半に下落したあと、145円台に急騰する変動の激しい相場となりました。市場からは、再び為替介入が実施されたとの観測が出ています。

わずか10分足らずで4円以上も円高に動いたあと、またすぐに円安方向に進むなど極めて不安定な円相場となっています。

22日未明に為替介入に踏み切った鈴木財務相は、24日朝、介入の有無について明言を避けました。

――Q.(土曜日未明に)覆面介入を実施したという情報がありますが?

鈴木財務相「コメントしません」

――Q.その方が効果的だとの判断でしょうか?

鈴木財務相「いま私どもは市場を通じて投機筋と厳しく対峙(たいじ)している。そういう状況ですから、そういうことを考えてコメントいたしません」

鈴木財務相が市場をけん制するコメントを述べたわずか30分後の午前8時半すぎ、円相場は一時1ドル=145円台まで急騰しました。

市場では政府・日銀が先週末に引き続き、24日朝も為替介入に踏み切ったとの観測が出ています。

その後、149円目前まで円安が進んでいます。

背景にあるアメリカとの金利差などが解消されない限り、効果は限定的との声も聞かれます。