“走るロッカー”の実証実験始まる 物流業界の人手不足背景に
物流業界の人手不足問題を背景に、自動で荷物を運べる“走るロッカー”の実証実験が11日から始まりました。
車道を走っているのは、無人で動くロボット。最大7個の荷物が入るロッカーが設置されていて、配達先の家の近くまで自動で運ぶ、”走るロッカー”です。
ヤマト運輸などが11日から北海道石狩市で実証実験を始めました。
対象地域に住んでいるヤマト運輸の会員が利用可能で、ネットで受取場所を指定すると、この“走るロッカー”が近づいたときに通知が届き、荷物を受け取りに行くことができる仕組みです。
配達は朝・昼・夜の一日3回、走行中は東京にいる従業員が遠隔で監視をして不測の事態に備えるとしています。
ヤマト運輸によりますと、物流業界の人手不足問題が深刻化するなか、土地が広大な北海道では特に物流網の維持が難しくなる可能性があるとしていて、こうした配送ロボットなどを活用したい考えです。