政府は新たに京都や兵庫など７府県に緊急事態宣言を発出することを専門家らに諮り、了承されました。中継です。

全国的な感染拡大がとまらない中、会議では多くの専門家が、個人の行動を制限する措置を求めたということです。政府は新たに茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の７府県に緊急事態宣言を出す方針を専門家らに諮り了承されました。宣言が出ている東京なども、来月１２日まで延長します。

政府案では混雑した場所への外出の半減を強力に呼びかけるとして、いわゆる「デパ地下」や大規模商業施設への入場整理を法律に基づき知事の判断で求めることが明記されました。

新型コロナ対策分科会・尾身茂会長
「個人の協力にお願いするというだけでは、なかなか乗り越えられないことを想定して、この法的な仕組みの構築、早急に検討してほしい」

出席した専門家からは、強制力をもった外出制限など、個人に対する厳しい措置を求める声も上がりました。

感染拡大を食い止めるための有効な手段とは何なのか、難しい問いが突きつけられています。