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“外出自粛”で依頼増加“代行サービス”

2021年8月20日 21:58
“外出自粛”で依頼増加“代行サービス”

さまざまな代行サービスの需要が高まっています。

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高齢者施設の中庭にまかれる大量の土。

代行業者・御用聞き 古市盛久代表
「買い物代行で買ってきた家庭菜園用の土を、野菜を植えられるような場所に造りかえる」

18年間手つかずだった庭はわずか30分で代行業者の手によって畑に大変身。

癒しの里・青戸 柳沼亮一施設長
「おおー!ありがとうございます」

完成した畑に依頼した男性も満足な様子です。

コロナ禍で出勤する職員を減らしたため、庭の手入れを代行業者に依頼したといいます。

御用聞き 古市盛久代表
「お問い合わせで言えば、コロナ前に比べて20倍を超えている。コロナにひも付いて増えている」

東京・青梅市の和菓子店も意外な代行をスタート。

小山製菓 小山洋一店主
「バナナ、納豆、はい」

注文を受けたのは和菓子ではなくバナナ。

小山製菓 小山洋一店主
「絹と木綿で、絹(豆腐)でよろしいですね」

実は今月から買い物代行サービスを始めたのです。

店主
「今お買い物代行の注文が入りましたので」

車に乗り込むと、買い物へ飛び出す店主。メモを片手にスーパーと薬局をはしごし、依頼者の元へ向かいます。

利用者
「いつもすみません。ありがとうございます」

商品の代金とともに出したのは、わずか300円の代行料金。

利用者
「これ300円のお買い物のお金で」

そこにはワケがありました。

青梅市では市内在住の高齢者などを対象に、4000円かかる買い物代行利用料のうち3700円を負担する取り組みを今月から始めたのです。市内17の業者が協力して行っています。

青梅市・高齢者支援課地域支援係長 石川洋昭さん
「(高齢者の)外出の機会を減らし感染のリスクを減らすのが狙い」

東京に次ぐ感染者数の大阪府でも、買い物代行サービスの新たな取り組みが行われています。

東大阪市が8月から始めたのは、スマホアプリを使った買い物代行サービス。このサービスを使えば、何度でも1000円分のクーポンが発行され、配送料や手数料にあてることができます。

東大阪市・商業課 藪内慎次郎課長
「売り上げに影響を受けている市内の商業者の方と、外出を控える市民に対して、買い物環境向上をはかりたいと思いまして」

全国の自治体では初の試みだということです。

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