SMBC日興証券“相場操縦”調査委「不適切かつ不公正」報告書
SMBC日興証券をめぐる相場操縦事件で、社内に設置された調査委員会は、問題となった取引について、「不適切かつ不公正」とする報告書を公表しました。
報告書では、特定の銘柄の株価を意図的に維持するため、買い注文を大量に入れる取引がSMBC日興証券で長期間にわたり多数繰り返された原因について、「公正性の確保に万全の注意を払うなどの 自己規律と態勢整備が不十分だった」としました。
また、「現場レベルから経営レベルに至るまで社内全般にわたり、自己勘定取引を含む業務に潜在する様々なリスクに対する危機意識が低い」と指摘。ガバナンス態勢については、「全般において機能不全に陥っていたと言わざるを得ない」としました。
この報告書を受け、SMBC日興証券は24日午後5時から会見を開き、再発防止策や内部管理態勢の強化について明らかにする方針です。