ホンダ AIがリスク回避し事故ゼロ目指す
自動車メーカーのホンダが、開発中の新たな運転支援技術を公開しました。AIがドライバーを分析して、リスクを回避し交通事故ゼロを目指します。
ホンダは、2050年にホンダの自動車やバイクによる交通事故の死亡者ゼロを目指し、AIを活用した「知能化運転支援技術」の開発を進めています。
これまでの運転支援は、自動車や歩行者などの接近など、事故が発生するリスクに対してドライバーに警告を出していました。今回、公開された開発中の技術は、自動車や歩行者が接近する前に、ドライバーが認識しているかをAIで分析します。
ドライバーが歩行者に気付いていないことを、AIがカメラで認識すると、シートベルトが引かれて物理的に警告してくれます。シートベルトの他にも、前方のランプで歩行者の存在を伝え、ドライバーが気付くと、ランプが小さくなります。
ドライバーの目線をカメラで読み取りAIが分析して、リスクに気付いているかどうかを判断します。
将来的には、ドライバーのアクセルの踏み間違いなどもAIが分析し、事前に防ぐことができるようになるということです。AIを用いた新たな運転支援技術は、2020年代後半の実用化を目指しています。