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SMBC日興証券“相場操縦”社長「非常に深刻で根深い問題」

2022年6月24日 22:36
SMBC日興証券“相場操縦”社長「非常に深刻で根深い問題」

SMBC日興証券による相場操縦事件をめぐり、社内に設置された調査委員会は、問題となった取引について、「不適切かつ不公正」とする報告書を公表しました。

報告書では、特定の銘柄の株価を意図的に維持するため、買い注文を大量に入れる取引がSMBC日興証券で長期間にわたり多数繰り返された原因について、「公正性の確保に万全の注意を払うなどの自己規律と態勢整備が不十分だった」としました。

また、「現場レベルから経営レベルに至るまで社内全般にわたり、自己勘定取引を含む業務に潜在する様々なリスクに対する 危機意識が低い」と指摘。ガバナンス態勢については、「全般において機能不全に陥っていたと言わざるを得ない」としました。

SMBC日興証券・近藤雄一郎社長「証券会社という立場にありながら、このような事態を引き起こしたこと社長として重く受け止め、深く反省しております。誠に申し訳ございません」

SMBC日興証券の近藤雄一郎社長は、調査委員会から指摘された今回の問題の原因について、「非常に深刻で、根深い問題であると認識している」「全社で抜本的な改善を進める」と述べる一方、具体的な再発防止策や自身の進退については明言を避けました。