“世界一の金塊”が厳重警戒の事態に 金相場高騰で時価22億円以上に
静岡・伊豆市のテーマパークで展示されている“世界一の金塊”が、厳重警戒の事態になっています。有事などの際に安全資産として需要が高まる金。時価22億円を超え、購入時から5倍以上に高騰しているのです。
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来場者
「ご利益がありますように」
来場者
「パワースポットみたいで、触ってみたいなって思ってきました」
来た人も思わずさすって、金運アップを願いたくなるのは、静岡・伊豆市のテーマパークに展示されている“世界一の金塊”です。
2005年に「ギネス世界記録」に認定されたその重さは、なんと250㎏です。この“世界一の金塊”が今、厳重警戒の事態になっています。
土肥金山 課長代理 勝呂淳さん
「警備員の配置をしたりですね。地元の警察の方の巡回を増やしていただいたりとか」
その理由は、金の価格高騰です。
勝呂さん
「金相場が高騰してからですね」
“世界一の金塊”は2005年当時、1g約1640円で時価4億1000万円でした。現在は、1gあたり8921円です。(田中貴金属工業 店頭小売価格・税込み)
勝呂さん
「今、22億円を超えました」
“世界一の金塊”は22億円以上、2005年の5倍以上に跳ね上がっています。これには、見に来ていた人も――
来場者
「想像もつかないし、大変すごいですねと思ってしまう。自分のネックレスと評価すると、全然(違いますよね)」
来場者
「本当に持って帰りたいなと思います」
有事などの際に、金は安全資産として需要が高まります。施設側は複雑な思いがありました。
勝呂さん
「世界情勢が不安定になると、金相場が上がるんですけども、実際に戦争で苦しんでいる方もいる中で、複雑な心境でございます」