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経団連と連合が会談 “賃金上昇の流れを維持”で一致

2022年1月26日 19:15
経団連と連合が会談 “賃金上昇の流れを維持”で一致

経営者側を代表する経団連と労働組合側を代表する連合が会談し、賃金上昇の流れを維持していくことで一致しました。

経団連と連合のトップらが会談し、コロナ禍で業績が厳しい企業もある中でも、未来に向けて賃上げの流れを維持していくことを確認しました。

一方で、「ことし」のスタンスについては温度差もみられました。

連合の芳野友子会長は会談後、「(労使で)未来に向けての話し合いもできるはず」とし、連合としては、すべての組合に対して賃上げ要求を掲げて経営側と話し合うよう促していると説明しました。

経団連の十倉会長は、「将来の賃金向上のモメンタムに向けて、働き方改革に向けて、それぞれの企業で努力していきましよう、そういう意味だと受け止めている。賃金上昇はできない企業もこのK型回復の中ではありますから」と述べました。

経団連では業績が好調な企業にはベースアップも含めた賃上げの検討を求める一方、収益が十分回復していない企業に対しては、ことしにこだわらず、複数年度にわたる基本給の方向性の検討などを提案しています。

一方、連合は長年にわたり日本の賃金は低迷していると訴え、4%程度の賃上げを求めていて、格差の是正につなげたい考えです。