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春闘のヤマ場を前に連合秋田が集会 物価高騰で要求額は高水準に

2025年2月28日 11:50
春闘のヤマ場を前に連合秋田が集会 物価高騰で要求額は高水準に

春季生活闘争・春闘が交渉のヤマ場を迎えるのを前に、県内最大の労働組合組織・連合秋田は、27日、県内の労働組合の結束を固めようと、集会を開きました。

物価高騰を受け、要求額は高い水準となっています。

春闘を巡っては、来月中旬に企業からの回答が集中します。

交渉のヤマ場を前に気運を高めようと、連合秋田は、27日、企業、産業別の労働組合の代表を集め、集会を開きました。

連合秋田 小川純 会長
「物価(上昇)を上回る賃上げを実現をし、実質賃金の低下に歯止めをかける。これが25春闘の第一の課題であるというふうに認識をしています」
「賃上げが当たり前の社会を実現するには、適切な価格転嫁、適正取引をますます社会に浸透させていく必要があるというふうに思います」

今年の春闘で、連合秋田は、月額1万5050円以上、率にして6%以上の賃上げを目標に掲げています。

27日までに要求を行った35の労働組合の平均要求額は、月額1万7700円で、物価高騰を踏まえ、高い水準となっています。

ただ、県内企業の大半を占める中小企業の賃上げは、なかなか進まないのが現状です。

連合秋田は、交渉の中で、生産性を高める要求も併せて行い、賃金への転嫁を促したい考えです。

最終更新日:2025年2月28日 16:27
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