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秋田県内の路線価公表 県内最高の秋田駅前通りは2年連続で上昇 要因は?そもそも路線価って?徹底解説

2024年7月1日 18:56
秋田県内の路線価公表 県内最高の秋田駅前通りは2年連続で上昇 要因は?そもそも路線価って?徹底解説

相続税や贈与税の算定基準となる路線価が公表されました。

県内で最も高い秋田駅前通りは、1平方メートルあたり13万5000円で、2年連続で上昇しました。

県内で最も路線価が高かったのは、秋田市中通2丁目の秋田駅前通り。

1平方メートルあたり13万5000円で、去年から5000円、率にして3.8%上がりました。

上昇は2年連続です。

上昇の要因について、調査に携わった不動産鑑定士は、ミルハスの大ホールの利用が好調なこと。

また、周辺でイベントが定期的に開かれ、中心市街地の活性化に向けた動きが着実に行われていることなどを挙げています。

ホテルやマンション開発が進んでいることも影響しているということです。

同じく2年連続の上昇となったのが、秋田駅から北西に約3.5キロの場所にある、外旭川字三千刈の住宅街です。

路線価は1平方メートルあたり3万5000円で、去年から1000円上昇しました。

同じ外旭川地区でまちづくり事業が計画されていることなどが要因です。

由利本荘市でも路線価が上がりました。

由利本荘市中梵天の国道105号通りです。

1平方メートルあたり3万円で去年から1000円上昇しました。

2010年に本荘税務署管内で最も路線価が高い通りになって以降、初めての上昇です。

電子部品大手、TDKの従業員が住むまちとして住宅販売が好調なほか、消費に伴う経済の好循環も生まれていることが上昇の要因です。

一方、県内8つの税務署管内で唯一最高路線価が下落したのが、能代市の柳町通りです。

1平方メートルあたり1万8000円で、去年から1000円下がりました。

郊外に流れた客足を呼び戻すことができず、下落傾向に歯止めがかからない状態が続いています。

このほか、大館、大曲、横手、湯沢の各税務署管内では、最高路線価に変化はありませんでした。

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