「春闘」スタート 経団連が労使フォーラム開催
経団連は24日、ことしの賃上げなどをテーマとする労使フォーラムを開催し、いわゆる春闘が事実上、スタートしました。
労使フォーラムには経団連や労働組合を代表する「連合」などが出席し、それぞれの賃上げについての考えを発信しています。
連合は去年の賃上げ率3.58%を上回る、5%以上の賃上げの実現を求めています。
経団連・十倉会長「ことしは、中小企業における構造的な賃金引き上げへと波及させていくことが不可欠です」
経団連の十倉会長も、働き手の7割を占める中小企業も含めて賃上げできるかどうかに日本経済の未来がかかっているとして、経営者らに賃上げを呼びかけました。
過去最高益となっている大企業も多い中、中小企業が賃上げの原資を確保できるよう、大企業が中小企業の値上げ要請などに適切に応じられるかがカギとなっています。