今年上半期“また貿易赤字”6期連続…赤字幅は縮小
今年1月から6月の上半期の日本の貿易収支は、3兆2345億円の赤字となりました。赤字は6期連続です。
財務省が18日に発表した今年1月から6月の上半期の日本の貿易収支は、輸出が51兆5169億円、輸入が54兆7514億円で、輸入額が輸出額を上回り3兆2345億円の赤字となりました。
アメリカ向けのハイブリッド車が好調だったことなどから、輸出額は前の年の同じ時期と比べ8.8%増加しました。
しかし、円安の影響などで輸入額も増加し、赤字となりました。
赤字は2021年の下半期以来、6期連続となりますが、赤字の幅は前の年の同じ時期と比べ53.7%縮小しています。
一方、同時に発表されたことし6月の貿易収支は、輸出が9兆2086億円、輸入が8兆9846億円で、輸出額が輸入額を上回り2240億円の黒字となりました。
黒字は3か月ぶりのことで、特に、輸出で中国向けの半導体等製造装置などが伸びました。