円相場 1ドル=143円目前まで下落 今年の安値更新
円安が急激に加速しています。円相場が1ドル=143円目前まで下落し、今年の安値を更新しました。今週に入り、3円近く円安が進んでいます。
外国為替市場で円相場は1ドル=142円90銭台まで下落し、1998年8月以来およそ24年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
この急激な円安のきっかけは、6日、オーストラリアの中央銀行が大幅な利上げを発表したことです。
日本と欧米各国との金利差が改めて意識され、円を売る動きが強まっています。
円相場は今月1日に1ドル=140円台をつけたばかりで、今週に入り3円近く円安が進んでいます。
市場関係者は「いまのところ円安を止める要素はない。どこまで進むか見通すことはできない」と話しています。