日産・内田社長 ルノーEV新会社について「出資検討を進める」
日産自動車の内田誠社長は、提携するルノーが計画しているEV=電気自動車の新会社について、「日産にとってどのようなメリットをもたらすのか、どのように参画すべきなのか、検討を進める」と述べ、今後の議論を踏まえて新会社への出資を検討していく考えを示しました。
また、今年4月から9月までの半年間の決算も発表され、売り上げは前の年の同じ時期と比べ18.1%増え、4兆6622億円となりました。本業のもうけを示す営業利益は、12.6%増えて1566億円となりました。
一方で、ウクライナ情勢をめぐりロシア市場からの撤退で、通期でおよそ1000億円の特別損失を計上します。上半期では撤退の影響で241億円のマイナスを計上し、半期の最終的な売り上げは6割ほど減益し、644億円でした。
今年度1年間の業績予想については、営業利益は前回の見通しと比べて1100億円増益の3600億円に上方修正しました。
上方修正の理由について、半導体不足による生産の減少や原材料高の影響はあったものの、円安による利益が上回る見込みのためだとしています。