PayPay銀行 円・米ドル両方預金で金利2%に引き上げ
ネット銀行の「PayPay銀行」は4日、円普通預金とアメリカドルの普通預金の両方に預け入れた場合に、預金金利を2%に引き上げることを発表しました。
PayPay銀行によりますと、今月から円普通預金とアメリカドルの普通預金の両方にお金を預け入れた場合、円預金とドル預金の双方に適用する金利を2%にするということです。
ただ、円預金のうち2%の金利が適用されるのは、ドル預金の残高の金額が上限になります。金利水準は、メガバンクの普通預金金利の20倍となります。
普通預金金利をめぐっては、「SBI新生銀行」も、今月から28歳以下の預金者を対象に、金利を0.3%に引き上げています。「金利のある世界」が本格化する中、ネット銀行の預金獲得競争が激しくなっています。
ただ、高い預金金利を提供する場合、銀行は運用によってそれ以上の利益をあげないと収益につながりません。大手銀行の多くは現状、「金利引き上げ競争」には慎重な姿勢です。