トヨタ自動車は2023年度の業績が過去最高となる見通しを発表しました。車両生産が高い水準で続くことや円安の恩恵を受けるとみたことが要因です。

1日、トヨタ自動車は2023年度の連結業績見通しを上方修正し、発表しました。前回の発表から売上は5兆円増の43兆円に、純利益は1兆3700億円増の3兆9500億円に引き上げられ、いずれも達成すれば、過去最高となります。

半導体不足が緩和したことで 車両生産が高い水準で続くことや、日本からの新車の輸出が円安の影響を受けるとみたためです。

また、今年4月から9月までの中間連結決算は、前年同時期と比べ、売上は、21兆9816億円（24.1％増）、純利益は、2兆5894億円（約2.2倍）と2年ぶりの増益となり売上・純利益ともに過去最高でした。

これについてトヨタは、部品の仕入れ先や販売店などとともに、コスト削減などのカイゼン活動に地道に取り組んだ結果だとしています。