日銀次期総裁“サプライズ” 植田和男氏の起用方針を固める
政府は日本銀行の次期総裁人事で、元日銀審議委員で共立女子大教授の植田和男氏を起用する方針を固めました。
植田和男氏は東京大学の名誉教授で、1998年には日本銀行政策委員会の審議委員に就任し、ゼロ金利政策などの導入に携わりました。
金融政策の分野では国際的に知られていて、海外の中央銀行幹部とパイプがあるということです。
市場では黒田総裁の後任として、雨宮正佳・現日銀副総裁などを有力候補とみていたためサプライズとなりました。
政府は来週14日に副総裁を含めた後任人事案を国会に提示します。その後、衆参両院の同意を経て、正式に内閣が任命します。