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政府 財務省・茶谷事務次官の後任に新川主計局長を起用 神田財務官も交代

2024年6月28日 16:47
政府 財務省・茶谷事務次官の後任に新川主計局長を起用 神田財務官も交代

政府は、財務省の茶谷栄治事務次官が退任し、後任に新川浩嗣主計局長をあてる人事を発表しました。

新たに財務省の事務次官に就任する新川浩嗣氏は、1987年に当時の大蔵省に入省しました。

予算編成を担う主計局を長く担当してきた新川氏は、2018年から2年間にわたり、安倍政権の総理大臣秘書官をつとめ、2022年からは主計局長として、予算編成などを指揮してきました。

一方、歴史的な円安が進む中、政府・日銀の為替介入の考え方などについて、財務省のスタンスを発信してきた神田眞人財務官も今回、退任します。

後任の財務官には、三村淳国際局長が起用されますが、来月25日から「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」が控えていることから、7月31日付の就任となります。

円安が進む中、市場関係者の間では、神田氏が財務官を続投するかどうかに注目が集まっていました。

鈴木財務大臣は28日朝の閣議で、神田氏を「大変有能な方」と評価した上で、後任の三村氏について「足元では為替の問題が重要だが、これに限らずしっかり対応していただけると信頼をしている」と述べ、エールを送りました。