生命保険会社のインターネットによるアンケートで、夏休みに使う予定の1世帯あたりの金額が新型コロナが感染拡大する前を超える結果となりました。

このアンケートは、明治安田生命が6月20日から24日にかけて20代から50代までの合わせて1120人にインターネットで行ったものです。

その結果、夏休みに使う1世帯あたりの平均額は6万8632円と去年のおよそ1.3倍となりました。これは4年ぶりの増加で、コロナ禍前の2019年の「6万8071円」を上回っています。

また使う金額について、去年より増やすと答えた人は全体の24.9％ で、増やす理由はその半分が「旅行に行くため」としています。

一方で、減らすと答えた人は14.4％ と去年よりは少ないものの、このうちおよそ6割の人が「物価高騰により家計が厳しくなったため」と答えました。

調査した明治安田生命は、新型コロナによる行動制限がないことから、旅行需要が回復する中、足元の感染者の急増が水を差し、夏休みの消費に大きな影響を与える可能性もあるとしています。