日経平均2200円超値下がり “歴代2番目”の下げ幅
2日の東京株式市場で、日経平均株価は2200円以上の大幅な値下がりとなりました。
きょう1日の下げ幅2216円というのは、1987年にアメリカで株価が大暴落したブラックマンデーの時に次ぐ、歴代2番目の大きさとなります。終値はことし1月下旬以来、およそ半年ぶりに節目の3万6000円を下回りました。1日も1000円近く下落していましたので、わずか2日間で3000円以上も値を下げた形です。
――なぜここまでの下落となったのか、要因はなんなのでしょうか。
一つは、日銀の利上げを受けた「円高」、そしてもう一つは「アメリカの景気」です。
特にアメリカの経済状況は、日本の株価に大きく影響します。アメリカで発表された複数の経済指標の内容が、市場の予想より悪いものだったため、アメリカの景気が後退するとの懸念が広がり、前の日のニューヨーク市場では、ダウ平均株価が大きく値を下げました。この流れを受けて東京市場でも丸1日、全面安の展開となったんです。
日本時間の2日夜には、アメリカで雇用統計の発表がありますが、市場関係者は、景気の後退をうかがわせる内容だった場合、週明け以降もさらに値下がりする可能性もあると話しています。