厳しい寒さで今年の新酒は良い出来栄えに 福井の杜氏らが採点 新幹線開業効果で出荷量増加
今年の新酒の出来栄えを確認するきき酒会が6日、福井市内で開かれ、新幹線の開業効果でさらに出荷量が増加することが期待されています。
きき酒会には県内19の蔵元からあわせて109点の酒が出品され、杜氏らが酒の色や香り、それに味をチェックし、点数をつけていきました。
今シーズンは夏の猛暑の影響で酒米の生育が心配されたものの、2月の厳しい寒さで、良い酒に仕上がっているということです。
■黒龍酒造 杜氏 畑山浩さん
「酒を飲む人でも、福井の酒はあまり飲んだことのない人もまだまだたくさんいると思う そうした人に喜んでもらえる酒ができればと思う」
県酒造組合によりますと、去年1年間で、県内の酒の国内出荷量は、前の年に比べ4パーセントほど増えていて、新幹線の開業効果があったということです。