日銀、大規模な金融緩和策「維持」を決定 このあと植田総裁が会見へ
日本銀行は、18日から2日間にわたって行われた金融政策決定会合で、現在の大規模な金融緩和策を維持することを決めました。
日銀は金融政策決定会合で、マイナス金利政策など、現在の大規模な金融緩和策を維持することを全員一致で決めました。
今月7日に植田総裁が国会で「年末から来年かけて一段とチャレンジングになる」と発言したことなどで、市場には一時、日銀が早期に政策修正に踏み切るのではないかとの観測も広がっていました。
しかし、これまでと同様、「必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」としています。
日銀の発表を受け、円相場は一時、1ドル=142円台後半から143円台後半まで1円以上、円安が進みました。
このあと19日午後3時半から行われる会見で、植田総裁が大規模金融緩和策の出口について踏みこんだ発言をするのかが焦点です。