財布もカードもスマホも不要!買い物に必要なのは顔だけ?話題の「顔だけキャッシュレス」福島・玉川村
ここ数年で急速に進むキャッシュレス化について、福島県玉川村では「手ぶら」で買い物ができる実証事業が始まっています。
クレジットカードに電子マネーなど、現金を持たずに買い物ができるキャッシュレス決済。日本のキャッシュレス決済比率は約4割と、ここ数年で急速にキャッシュレス化が進んでいます。実際に街の人に聞いてみると…
■街の人は
「電子マネーは使ってます。コンビニとかの支払いでスマホかざして使ってます」
■街の人は
「あ、使ってます。だから現金よくよく使わない」
そんな中、玉川村で新たに始まったキャッシュレス決済があります。
その現場を取材すると、欲しいものをかごに入れレジに持っていくお客さん。ここまでは通常の買い物と同じです。すると、お客さん…何も出さずにそのまま、レジを通過しました。
■買い物客は
「最近始まった手ぶらキャッシュレスっていうので。顔認証で買い物できるようになってめっちゃ便利です」
買い物に必要なのはなんと「顔」だけ。実はこれ、デジタル技術の利便性などを感じてもらおうと村が進めている実証事業。会計の際に専用のタブレットを使い顔を読み込むだけで決済が完了します。この「手ぶらキャッシュレス」は店からも好評のようです。
■リオン・ドール 塩田隆浩店長
「参加することによって人員を少ない中でも営業できるような環境が作れるのではないかと考えました」
人手不足の解消につながることも期待されています。現在、手ぶらで買い物できるのは村にあるスーパーやコンビニなどあわせて17店舗。専用のポータルサイトから登録するだけで誰でも利用できるということです。
■玉川村 髙久雄生さん
「村内の皆様だけではなくて、村に訪れてくださった方々にもご利用いただきたいなと思っております」