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“他の人の味覚”感じられる技術を開発 NTTドコモ

2024年1月16日 15:14
“他の人の味覚”感じられる技術を開発 NTTドコモ

「味覚」は人により異なりますが、他の人の味覚を感じることができる技術が開発されました。

上野美菜記者
「こちらは“子どもが感じるトマトスープの味”を再現した液体です。トマトスープの味なのですが、普段より酸っぱさを強めに感じます」

味を追体験するこの技術、まず子どもが感じている味覚と体験する人が感じている味覚を事前の調査でデータ化します。そのデータをかけあわせて、大人が子どもの味覚を追体験できるように、甘味、酸味、苦味などの味の要素となる水溶液を配合して、食べ物の味を作ります。

子どもは一般的に大人よりも「酸味」や「塩味」を感じやすいため、子どもが感じているトマトスープの味を大人が体験すると、「酸っぱさ」や「しょっぱさ」を感じやすいということです。

この技術を開発したNTTドコモは、「映画やアニメの登場人物がものを食べるシーンで、作者の思い描く味を視聴者に体験してもらうことができる」としています。