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能登半島地震「既存の海底活断層が関連した可能性高い」 政府の地震調査委員会

2024年1月15日 20:29
能登半島地震「既存の海底活断層が関連した可能性高い」 政府の地震調査委員会
政府の地震調査委員会は、今月1日に発生した最大震度7の能登半島地震について、能登半島の沖合に確認されている「海底活断層が関連した可能性が高い」と発表しました。今回の地震で既存の活断層との関連を国が認めるのは初めてです。

1日に最大震度7を観測した能登半島地震以降、能登地方では活発な地震活動が続いています。気象庁によりますと、この地震の活動域では、15日午後4時までに震度1以上の地震が1404回発生しているということです。

政府の地震調査委員会は15日、定例の会合で、地震の発生要因やメカニズムについて、研究機関の観測データなどをもとに議論を行いました。

能登半島の西方沖から北方沖、北東沖にかけての海底には複数の活断層があることが以前から知られていますが、地震のメカニズムや震源の位置などから「この活断層が今回の地震に関連した可能性が高い」とする評価をまとめました。

さらに、能登半島の北東の佐渡島西方沖にかけて存在する海底活断層の一部も、今回の地震に関連した可能性が考えられるということです。

地震調査委員会は、地震発生翌日に行われた議論では、これまでに知られている活断層が動いたものではないとの見方を示していました。