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去年1年間の企業物価指数 2020年平均に比べ2割近く上昇 日銀調査

2024年1月16日 13:40
去年1年間の企業物価指数 2020年平均に比べ2割近く上昇 日銀調査

企業と企業の取引における去年1年間の企業物価指数は2020年の平均に比べて、2割近く上昇したことが日本銀行の調査でわかりました。

日本銀行が発表した2023年1年間の企業物価指数は、119.6と過去最高となりました。

年間を通してみると2020年に比べて2割近く上昇したことになり、前の年に比べても4.1%上昇しました。

原材料費や輸送費、電気料金の上昇に加え、円安による輸入物価の上昇などが要因です。

一方、去年12月単月の企業物価指数は、前の年の同じ月と横ばいで、伸び率は、前年比では12か月連続で縮小しました。

伸び率が鈍化している背景として去年、政府の対策などで電力や都市ガスの価格が大きく下落したことや食料品の値上げが落ち着くなどで企業の価格を転嫁する動きが一巡した形です。