企業物価指数上昇率プラス4.1% 6か月連続で縮小
日本銀行が発表した6月の企業物価指数は上昇率が前年同月比プラス4.1%となりました。上昇率は6か月連続で縮小しています。
国内の企業と企業の間で取引されるモノの価格の変動を示す6月の企業物価指数は、前の年の同じ月と比べプラス4.1%となりました。5月の5.2%から縮小し、伸び率は6か月連続で鈍化しています。エネルギー価格や原材料価格が下落している影響で、「電力・都市ガス・水道」や「化学製品」などの取引価格が押し下げられたことが要因です。
ただ、政府は、賃上げの広がりのためにも、企業間の取引価格に、コスト増加分を上乗せする「取引価格の適正化」を重要視していて、価格転嫁の動きはまだ続く見通しです。