国内企業物価指数119.5 9か月連続で過去最高更新 2022年通して過去最高の上昇率…さらなる“物価高”懸念も
日本銀行が発表した去年12月の国内の企業物価指数は119.5と、9か月連続で過去最高を更新しました。上昇率も前の年の同じ月に比べて10.2%のプラスとなり、依然として高い水準です。
日銀によりますと、国内の企業間の取引価格の変動を示す去年12月の企業物価指数は119.5と、9か月連続で過去最高を更新しました。上昇率も前の年の同じ月と比べプラス10.2%と依然高い水準で、22か月連続で前の年の同じ月を上回っています。
資源高を背景に、電力や都市ガスの値上がりのほか、鉄鋼、飲食料品などで価格転嫁が進んでいます。
2022年の企業物価は、年間を通しても前年比9.7%プラスと過去最高の上昇率となり、今後、これが販売価格に転嫁されると、消費者にとってもさらなる物価高が懸念されます。