3月の企業物価指数 前年同月比7.2%上昇 3か月連続で鈍化
日本銀行が12日朝に発表した3月の国内の企業物価指数は、上昇率が前年同月比プラス7.2%でした。依然として高い水準であるものの、上昇率は3か月連続で鈍化しています。
日銀によりますと、国内の企業間の取引価格の変動を示す先月の企業物価指数は119.4で、前の年の同じ月と比べた上昇率はプラス7.2%と25か月連続で前の年の同じ月を上回りました。
ただ、前年比での上昇率は去年12月の10.6%をピークに3か月連続で縮小しています。円安進行が落ち着いていることに加え、政府の経済対策の効果で、電気やガスの料金が押し下げられています。
また、2022年度の企業物価指数も発表されました。1年間の企業物価の上昇率は前年比プラス9.3%と、比較可能な1981年度以降で最大でした。