9月の街角景気 2か月連続で上昇 感染者減少と飲食店売り上げ増など要因
街の人に景気の実感を聞く調査で、景気の現状を示す指数が2か月連続で上昇しました。
内閣府が11日発表した9月の景気ウォッチャー調査で、景気の現状を示す指数は48.4と、前の月より2.9ポイント上昇しました。
新型コロナウイルスの新規感染者が減少する中で、街の人出が増えたことにより飲食店の売り上げがのびたことなどが要因です。景気の基調判断は「持ち直しの動きがみられる」と引き上げられました。
一方で、2・3か月先の景気を示す指数は49.2と、前の月より0.2ポイント低下しました。相次ぐ値上げや、物価の高騰で買いだめしたことによる反動減などが要因です。
内閣府は、先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、持ち直しへの期待がみられる」としています。