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【更新】九大箱崎キャンパス跡地の再開発 住友商事・JR九州・西鉄・西部ガスなどのグループが優先交渉権者に決定

2024年4月18日 15:30
【更新】九大箱崎キャンパス跡地の再開発 住友商事・JR九州・西鉄・西部ガスなどのグループが優先交渉権者に決定
提案資料より

福岡市東区の九州大学箱崎キャンパス跡地の大規模な再開発を巡り、住友商事やJR九州、西鉄、西部ガスなどが参加する企業グループが18日、土地を所有する九州大学などとの優先交渉権者に決まりました。

再開発事業の入札にはこのほか、九州電力や九電工が参加するグループと、ディスカウントストアを展開するトライアルのグループが参加していました。

住友商事やJR九州、西鉄、西部ガスなどが参加する企業グループの提案は「ハコザキグリーンイノベーションキャパス」が、まちづくりのコンセプトです。

①九州大学の歴史の継承、②新しいライフスタイルの創出、③新産業の創造と成長、④食・アート・音楽など福岡の文化・歴史の継承、⑤みどりあふれる空間の創出、⑥環境先進都市の創造と成長を、6つの方針として掲げています。

一人一人に最適なサービスを提供して暮らしの質を高める「スマートサービス」の提案として、地域全体を見守るスマートマネジメントセンターやAI見守りカメラの設置、共助のコミュニティーをつくる地域のSNS、通話できる見守りGPSアプリなどを提案しています。

また、住民の健康情報を一元的に管理する「箱崎版地域包括ケアシステム」を構築し、個別の運動プログラムを提案する健康増進アプリや、相談・受診・その後の健康管理を支援するスマートクリニック、EVサイクルなどのシェア型の移動手段など、安全・健康・移動・防災面でのサービスを提案しています。

福岡・九州の食をテーマにした日本最大級の食のエンターテインメント交流拠点「フクオカサスティナブルフードパーク」や「ブックカフェ」などを配置する計画です。

居住機能としては、分譲住宅2000戸、単身者向け賃貸住宅、高齢者向け住宅、共同社員寮や学生寮など、多様な人たちが安心して暮らせる住環境を実現するとしています。

教育機能としては、九州大学やほかの大学と連携して地域の人の学びや学生のフィールドワークの場を実現するとともに、グローバル人材を育成するインターナショナルスクールや外国語専門学校、幼児・児童向け教室や児童発達支援・フリースクール、釈迦起業塾など多くの世代が交流できる施設が集まるまちづくりを目指しています。

敷地面積はペイペイドーム7個分で、都心に残る数少ない更地です。

跡地の再開発に合わせて、JR九州は、JR鹿児島線の箱崎駅と千早駅の間に新しい駅の設置を決めています。

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