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【6月から変わる】食品600品目・電気とガスも値上がり・医療費も引き上げ 1人4万円の「定額減税」の一方で「森林環境税」の徴収スタート 福岡

2024年5月31日 19:53
【6月から変わる】食品600品目・電気とガスも値上がり・医療費も引き上げ 1人4万円の「定額減税」の一方で「森林環境税」の徴収スタート 福岡
6月に変わる電気代・医療費・定額減税

この6月から定額減税が始まるなど、私たちの暮らしに欠かせないお金に関わる仕組みが変わります。物価高が続く中、食品や光熱費の値上がりが相次ぎ、家計にとっては大きな負担となりそうです。

■阿部まみフィールドキャスター
「お待たせしました。ことしもこの季節がやってきました。おいしそう。」

■会場を訪れた人たち
「カンバーイ!」

久留米市で一足早く始まったビール祭り。

■会場を訪れた人たち
「うまい!おいしい!」
「ビールの季節ですね。」

これからますます暑さが厳しくなる季節です。

■阿部フィールドキャスター
「暑くなるとつけたくなるのがクーラーです。」

家庭ではクーラーの使い方を工夫する人もいます。

■大石道枝さん(89)
「暑い日は(クーラーを)ちょっとつけました。暑い日はクーラーをつけるけど、22~23℃だったら扇風機。(Q.なぜ?)電気代節約。もったいない。」

福岡市東区の大石道枝さんが電気代を心配しているのには理由があります。大手電力会社の電気代が6月から値上がりするからです。

扇風機や、窓を開けて風通しをよくするなどして、乗り切っています。

さらに、大石さんが心配していることがあります。

■大石さん
「医療費が上がるのは困ります。 年を取ってくると。」

6月から初診料などが上がり、病院に通うことが多い高齢者にとっては負担となります。

大石さんは食品を小分けして冷凍するなどして節約を心がけていますが、値上げの波はその食品にも広がっています。

■阿部フィールドキャスター
「ごま油は800円を超えています。 オリーブオイルは1000円を超えています。」

久留米市のスーパーでは、6月1日から食用油を1割から2割値上げします。

ほかにも、インスタントコーヒーや米など食品およそ90品目が、1割から最大で3割程度値上げされます。メーカーからの仕入れ価格が上がっているのが大きな理由です。

■買い物客
「困ります。少しの金額でも上がると家計に響くから。」
「全体が上がっているから何が上がっているか分からない。」

■明治屋ジャンボ市 久留米インター店・神田航児 店長
「6月から輸入牛や豚が大変な値上がりになっている。できるだけ奉仕できるように、国産肉に力を入れて販売している。九州産を主に販売している。」

地元産の肉や野菜を中心に、企業努力で安く販売しています。

ただ、円安が長期化すれば物価高がさらに拡大する可能性もあり、私たちの生活がよくなる見通しは立ちません。

6月から変わるものをまとめました。

まずは、食品の値上げが相次ぎ、その数はおよそ600品目に上ります。例えば、カルビーがポテトチップスなどのスナック菓子68品目を3%から10%程度値上げします。

また、光熱費も上がります。6月使用分から一般的な家庭で九州電力は450円、西部ガスが95円値上げします。

さらに、初診料が20年ぶりに上がります。3割負担の人で27円引き上げとなります。

食品の値上げなど物価高対策として、1人4万円を減税する定額減税が1年間限定で始まります。

その一方で、新たな税金「森林環境税」の徴収も始まります。森林整備などを目的としたもので、住民税を納めている人1人につき年1000円が上乗せされます。

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