ホークス本拠地の名前が変わった!きょうから「みずほPayPayドーム福岡」に 変遷の歴史と狙い
福岡ソフトバンクホークスの本拠地「福岡PayPayドーム」の名前が25日から「みずほPayPayドーム福岡」に変わります。プロ野球本拠地では異例の”連名”のネーミングライツです。
■児玉悠一朗記者
「きのうもロッテに勝利したソフトバンクホークス!その本拠地となっている福岡PayPayドームの名称がまた新たに変わります。PayPayの赤いロゴの横に、みずほのロゴが入ります。」
25日午後3時半すぎ、ドーム周辺では案内板の貼り替え作業が行われました。そこには新たなドームの名前が。その名も「みずほPayPayドーム福岡」です。
新たに「みずほフィナンシャルグループ」が命名権を取得し、25日から名前が変更されました。
2つの企業名が入るのは、プロ野球球場の1軍本拠地では初めてです。
ソフトバンクホークスは2008年から、みずほフィナンシャルグループとスポンサー契約を結び、協賛試合やイベントの開催、みずほプレミアムシートなどで連携を進めてきました。
今回、球場名を“連名”にすることで、“みずほ”とのさらなる連携をアピールする狙いがあります。
■福岡ソフトバンクホークス・白川隆志 取締役兼執行役員
「さらにバックアップしていただきたい。 連名の命名権はあまり前例がないので、 そこを含めて価値がある。ホークス側から声をかけさせてもらった。」
突然のドームの名前の変更について、ホークスのおひざ元、唐人町商店街で聞きました。
■市民
「え?みずほPayPayドーム?確かにみずほシートとかありますもんね。みずほPayPayドーム、ちょっと言いづらいかな。みずほPayPayドーム福岡、みずペイ?難しい。4文字で略すと、みずペイでしょうね。みずペイドームとかになるかもしれない。」
球場の看板の掛け替えは、ソフトバンクホークスによりますと7月中を目指しているということです。
みずほPayPayドーム福岡は、これまで何度も名前が変わってきました。その歴史を振り返ります。
1993年に福岡ダイエーホークスの本拠地として誕生したのが「福岡ドーム」です。
2005年にソフトバンクグループの一つである「ヤフージャパン」が命名権を取得し「福岡Yahoo!JAPANドーム」略して「ヤフードーム」に変わりました。
ドーム誕生から20年の2013年には「福岡ヤフオク!ドーム」に変更されます。これには、展開するサービスである「ヤフーオークション」を広める狙いがありました。
さらに、2019年にはソフトバンクグループの「PayPay」が命名権を取得し、その翌年に「福岡PayPayドーム」に変更されました。これにも、キャッシュレス決済のサービスを浸透させる狙いがありました。
ドームの名前には、企業側がアピールしたいサービスなども反映されているんですね。