「旅する空港」がコンセプト 40店以上の「アジアンフードフロア」「食べ歩きグルメゾーン」も 福岡空港に新たな複合商業施設が誕生へ
東アジアトップクラスの国際空港を目指している福岡空港についてです。2日、新たなランドマークとなる複合商業施設の起工式が行われました。
国際線ターミナルのリニューアルオープンや2本目の滑走路の運用など、進化し続ける福岡空港で2日、さらに動きがありました。
空港関係者などが参加していたのは、工事の安全を祈願する起工式です。2日から、国内線側に新たにできる複合商業施設の建設が始まりました。
■加藤雅大記者
「新たな施設ができるのは、空港の北側のもともとタクシー乗り場や駐車場があったエリアです。現在は重機が入り更地となっています。」
福岡国際空港によりますと、新たにできる施設は国内線ターミナルと一体となった11階建てで、コンセプトは「旅する空港」です。
4階にはアジア料理の飲食店など40店舗以上が並ぶ、日本最大という「アジアンフードフロア」です。3階にはアジアで人気の日本のキャラクターを集め、体験コンテンツも楽しめるフロアです。2階は福岡や九州を中心とした食品や工芸品が集められ、できたてのものが味わえる「食べ歩きグルメゾーン」も新設されます。
1階にはスーパーマーケットなど普段使いできる店舗のほか、路線バスや高速バスのバスターミナルが新たに整備されます。
さらに、5階から11階には西鉄が運営するホテルが入り、上層階からは滑走路を眺めることもできるといいます。
■福岡国際空港・田川真司 社長
「福岡空港にしかないものをそろえていきたいと思っています。航空機を利用されるお客様はもちろん、地域の皆様に来ていただける施設を目指したいと考えています。」
福岡空港の新たなランドマークは2027年夏ごろグランドオープンの予定で、年間700万人の利用を見込んでいるということです。