新しい形の太陽光発電 全国初の窓につけるスクリーン型! パネル型より低予算・簡単に設置 福岡・宗像市で全国初の実証実験
福岡県宗像市で全国初の実証実験です。窓に取りつけるロールスクリーン型の太陽光発電装置が、市内3か所の公共施設に導入されました。
■石田旭昇アナウンサー
「こちらのロールスクリーン、ただのロールスクリーンではないんです。なんと太陽光を使って充電・発電ができるんです。携帯電話も充電できますよ。」
福岡県宗像市にある城山中学校で29日お披露目された、ロールスクリーン型の太陽光発電装置です。
パネル型よりも低予算で簡単に設置できるのが利点で、ロールスクリーンとして窓から差し込む光をさえぎるのと同時に、中に組み込まれた電池が太陽光を電力に変換します。
たまった電力はUSBで取り出すことができ、災害時の非常用電源として活用することも想定しています。
ロールスクリーン1枚が1日につくる電力で、スマートフォン4台から5台をフル充電することができるといいます。
今回の実証実験は、脱炭素化を進める宗像市と住宅設備機器大手のLIXILが共同で行う、全国初の試みです。
宗像市は今後、利便性などについて定期的にアンケートを取り、本格導入を見据えた検討を進めていきたいとしています。