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全日空が北九州空港への臨時便の運用開始 福岡空港の「門限」に間に合わない事態に対応

2024年2月5日 16:05
全日空が北九州空港への臨時便の運用開始 福岡空港の「門限」に間に合わない事態に対応
全日空が北九州空港への臨時便の運用開始

羽田空港発の航空機が福岡空港の「門限」に間に合わず、引き返す事態が相次いだ問題です。全日空は、出発前に間に合わないと判断した場合、北九州空港への臨時便に振り替えて運航する態勢を整えたことが分かりました。

福岡空港をめぐっては、市街地に近いことから夜間の騒音に配慮し、着陸は原則・午後10時までとしていて、羽田発の便が間に合わず、引き返す事態が相次いでいました。

この問題を受け全日空は、羽田からの出発前の段階で、福岡空港の「門限」に間に合わないと判断した場合、福岡行きを欠航とし、臨時便として北九州空港に向かう運用を去年12月下旬から始めました。まだ、臨時便の運航はありません。

全日空は北九州空港への定期便を就航していませんが、機体誘導などの地上業務や福岡市内までのバスでの移動手段については、協力を依頼できるよう態勢を整えているということです。

北九州空港への代替着陸について、これまでの流れを見ていきます。


去年1月に、羽田発のスカイマーク、全日空のそれぞれ1便が午後10時の「門限」に間に合わず、羽田に引き返す事態が発生しました。翌2月には、羽田発の日本航空機も「門限」に間に合わず、関西国際空港を経由し羽田に戻るなど、Uターンが相次ぎました。

このような事態を受け、福岡県や北九州市などが福岡空港の門限に間に合わなかった便を、24時間離着陸が可能な北九州空港で受け入れできないかを協議していました。

その結果、日本航空では去年6月に、門限に間に合わないため、目的地を北九州に変更したほか、2便が北九州空港に代替着陸したということです。

このように、福岡空港の門限対策が進んでいます。

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