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TSMC子会社のJASM 来春600人以上の新卒採用を計画 今年の2倍以上

2024年7月5日 20:12
TSMC子会社のJASM 来春600人以上の新卒採用を計画 今年の2倍以上
菊陽町にあるTSMCの子会社JASMが、来年春に600人以上の新卒採用を計画していることがわかりました。
TSMCの子会社で国内で半導体を製造するJASMは、年内の量産開始を目指す第1工場と、隣接地に建設する第2工場とあわせて3400人以上の雇用を見込んでいます。

JASMによりますと、去年春に125人、今年春に256人が入社しました。そして来年春は、今年の2倍を超える600人以上の新卒採用を見込んでいることがわかりました。このうち、高卒が100人以上を占めるということです。

また、複数の職種で採用を行う予定で、大卒のエンジニアで最も高い初任給は28万円、高卒は19万円となっています。

TSMCは、KKTの取材に対し「3400人以上を雇用するという目標を達成するため、計画的に採用活動を行っている」としています。

【スタジオ】
熊本労働局によりますと、県内の企業に今年入社した全職種の初任給の平均は、高卒で18万5000円、大卒で21万7000円です。単純に比較はできませんが、JASMの初任給が最も高いエンジニアと比べると、大卒では約6万円の差があります。

熊本労働局は、賃上げの動きにつながり、これまで県外に出ていた人材が、県内に就職しようと選択肢が増える可能性があるとしています。一方、中小企業など賃上げが難しい企業は人材の確保がより難しくなるおそれがあると話しています。

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