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「熊本進出表明後、国内大学との協定は初」TSMCと熊本大が研究や人材育成で連携

2024年4月9日 16:42
「熊本進出表明後、国内大学との協定は初」TSMCと熊本大が研究や人材育成で連携
台湾の大手半導体メーカーTSMCと熊本大学が、半導体分野の研究や人材育成を目的に連携協定を結びました。

8日、熊本大学で開かれた記者会見には、TSMCのマーヴィン・チャン技術研究ディレクターや子会社JASMの関係者が出席しました。熊本大との連携協定は3月21日付で、TSMCが熊本への工場進出を決めた後に国内の大学と連携協定を締結するのは初めてです。

半導体分野の研究促進や人材育成を目的に、TSMCが熊本大の学生に講義や奨学金の提供を行うほか、関連会社と熊本大が共同研究を行う計画です。

■TSMC マーヴィン・チャン技術研究ディレクター
「熊本大学は半導体分野の教育、研究に注力し、地元だけでなく世界にも貢献しようとしている。熊本の人材開発に貢献していきたい」

熊本大は今年度、半導体の専門コースもある「情報融合学環」を新設するなど半導体関連の人材育成を強化していて、小川久雄学長は「非常に近い距離で共同研究ができるのはありがたい」と述べました。

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