大豆で作る植物肉「ミラクルミート」 開発するベンチャー企業が新工場の立地協定
大豆で作る植物肉、「ミラクルミート」を開発する熊本市のベンチャー企業が、新工場の建設に向け益城町と立地協定を結びました。
立地協定を結んだのは、熊本市にあるベンチャー企業のDAIZと益城町です。
DAIZは、次世代のタンパク源として注目されている大豆でつくる植物肉、ミラクルミートを開発。熊本県の誘致を受けて、益城町に新工場の建設を計画しています。
■畑中香保里アナウンサー
「こちらがDAIZ新工場の予定地です。井戸を掘るための設備がありますが、そこから手前の約4万平方メートル、熊本空港から3分程の場所です」
新工場の建設費は総額42億円。新たに40人の雇用を見込んでいます。今回の事業拡大の狙いを聞きました。
■DAIZ取締役COO 河野淳子生産管理部長
「ミラクルミートを少しだけ肉や魚にまぜて食べる習慣を、国内の一般の家庭に広げるのが我々のビジョン」
■DAIZ 井出剛代表取締役
「肉が高騰したり、鳥インフルや豚コレラ、紛争などで肉がなくなったりした時に、最初から10%~20%入っていたらディフェンスできる。植物肉の役割は変わっている」
国内市場の需要の高まりを受けて、新工場では年間8000トンのミラクルミートを生産する予定で、これは、現在稼働している工場の2倍にあたります。新工場は2025年2月に操業予定です。