台湾の経済部長｢九州に半導体産業関連施設の集積地を｣熊本など複数自治体が立地提案
台湾経済部・郭智輝部長
日本の経済産業省にあたる台湾･経済部は2日、半導体産業に関連した施設の集積地を熊本県を含む九州地方に設置する考えを示しました。
TSMCの本社がある台湾の新竹市には、｢サイエンスパーク｣としてハイテク企業や大学、研究所などが集約され、スムーズな半導体関連製品の生産が可能になっています。
2日、台湾で開かれた経済部の記者会見で郭智輝部長は、こうしたサイエンスパークを九州地方に設置したい考えを示しました。熊本県のほか、福岡県や長崎県など、複数の自治体から立地の提案を受けていて、今後、日本を訪問して協議を行う方針です。
一方、熊本県の木村知事が誘致するTSMCの第3工場について、郭部長は｢政府の立場として言えない｣として、具体的な立地場所について言及を避けました。
