北陸電力中間決算 増収減益 売り上げは過去最高
北陸電力は、きょう今年度の中間決算を発表しました。販売電力量の増加などで売上高は過去最高となりましたが経常利益は減少し、2年ぶりの増収減益となりました。
北陸電力の今年4月から9月までの連結中間決算は、去年行った規制料金の値上げに加え総販売電力量が増加したことで売り上げにあたる営業収益が4203億円となり、中間決算では過去最高となりました。
一方、経常利益は601億円で前の年に比べて14%余り減り、中間決算として2年ぶりの増収減益でした。
減益の要因としては、燃料価格の上昇を電気料金に反映するまでの時期のずれにより、燃料費調整額による収入が大幅に減ったことをあげました。
中間配当は1株7.5円で3年ぶりに復配しました。
通期の業績予想は、販売電力量の増加などを踏まえ、売上高、経常利益、純利益とも上方修正しました。
一方、今後の電気料金の方針について松田社長は。
松田光司社長「抜本的な電気料金の見直しということにつきましては電気料金は収支が一時、いい時に上げ下げするんではなくて、ある程度、長期安定維持が必要だと思っておりますし、今はまだその時期ではないのかなというふうに思っておりますので」
また、能登半島地震による電柱などの被害額がおよそ600億円にのぼり、先月の奥能登豪雨による被害額は20億円程度になるとしました。