特産のワカメ、ボイル作業始まる…燃料費の高騰は大きな負担「重油も人件費も資材も上がっている」宮城・気仙沼市
宮城・気仙沼市では、特産のワカメのボイル作業が始まった。
一方で、このところの燃料費の高騰が大きな負担となっている。
29日朝、気仙沼市の杉ノ下漁港の一角から、モクモクと湯気が上がっていた。
生産者たちは、毎年1月から4月にかけ養殖しているワカメを、90度の熱湯でボイルした後 塩をまぶして塩蔵ワカメに仕上げていく。
ボイル作業には、燃料の重油をひと月で2000リットル使うが、その価格は去年と比べリットルあたり7円ほど値上がりしていて、大きな負担となっている。
ワカメ生産者・藤田純一さん
「作業が始まれば節約できないので、(費用は)かかるだけでしかない。重油も人件費・資材等も上がっているので、そういった部分を(ワカメの取引)価格で補えればと思っています」
2月下旬には、塩蔵ワカメの初入札が行われるが、生産者は少しでも価格に転嫁できればと話していた。
最終更新日:2025年1月30日 5:55