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タクシーの空き車両を使用 宮崎版「ライドシェア」きょうからスタート

2025年2月11日 19:04
タクシーの空き車両を使用 宮崎版「ライドシェア」きょうからスタート
テレビ宮崎

宮崎県タクシー協会は、プロ野球キャンプ期間中のタクシー不足を解消しようと、ライドシェアを活用したドライバーの確保に取り組みます。11日、宮崎市で出発式が行われました。

出発式は、11日からライドシェアの予約受付が始まったことに合わせ、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで行われました。

国が進める「日本版ライドシェア」は、一般ドライバーが自家用車を使って有償で運送できるようにする制度で、現在はタクシーが不足している地域や時間にしぼって導入されています。

宮崎県タクシー協会は、キャンプ期間中にタクシーが不足することから、国に申請し、2月11日から3月2日までライドシェアを導入します。

(児玉泰一郎アナウンサー)
「宮崎のライドシェアの特徴は、自家用車ではなく空いているタクシーを使用する点です」

ライドシェアは、タクシーの運転に必要な2種免許ではなく、1種免許で運転が可能で、屋上灯などを外したタクシー車両を使って、ライドシェアを行います。

(宮崎県タクシー協会 吉本悟朗会長)
「タクシーはあるけれども、動かす人がいないというのが現状で、ドライバーが余っているところはどこもない。すべてが不足している。通常動いていないタクシーをライドシェア仕様にして動かす」

今回のライドシェアでは、宮崎市内の12のタクシー会社の空いている車両合わせて26台をライドシェア仕様にして、キャンプ客に対応します。

県タクシー協会は、キャンプ期間終了後も様々なイベント時にライドシェアを導入できないか、国と協議しているということです。

ライドシェアを受け付けるのは宮崎市内12社のタクシー会社で、前日までの予約が必要です。

予約の際に乗る場所と行き先を告げ、事前に料金を確定させます。料金は距離に応じた独自の計算法で、タクシーと同程度か1割ほど高くなるそうです。

ライドシェアのドライバー募集は、各タクシー会社で受け付けています。それぞれのタクシー会社に所属し、時給制になります。

最終更新日:2025年2月11日 19:37
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