北杜市のアウトレット跡地 会員制ホテル建設へ 山梨県
経営破綻した北杜市の八ヶ岳リゾートアウトレット跡地に、会員制高級ホテルの「リゾートトラスト」が進出することで最終調整していることが、関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと、北杜市小淵沢町の八ヶ岳リゾートアウトレットの跡地に進出を予定しているのは、愛知県に本社がある会員制高級ホテル「リゾートトラスト」で、地権者は大筋で合意していて来月以降に正式契約となる方針です。
現在跡地には建物が残ったままですが、その建物はリゾートトラストが破産管財人から買い取る予定で、解体費用約2億円もリゾートトラストが負担する格好となります。
市の景観条例では、この区画に建設可能な建物の高さは13メートル以下とされていますが、現段階では条例に沿った建設内容で計画が進められていて、2026年中の完成を目指しているということです。
リゾートトラスト側は取材に「検討段階にあるため具体的な内容には答えられない」とし、市は「正式に契約されていないもので、コメントできない」と話しています。
一方で、市議会の中には「市から具体的な説明はなく良いとも悪いとも判断できない」という声もあり、計画が実現するかは流動的とみられます。