富士川沿いの河川敷に富士川町が整備を進めていたヘリポートが国からの許可を受けました。町は今後、このヘリポートを拠点に峡南地域を巡る観光ツアーの展開を目指す考えです。

　これは4日の会見で富士川町の望月利樹町長が明らかにしたものです。

　ヘリポートとして整備されたのは富士川町青柳町にある道の駅富士川の南側、 約1.5ヘクタールの富士川沿いの河川敷です。今年10月、国から場外離着陸場としての許可を受け、事前に国に申請したヘリコプターの離発着場として利用できるようになりました。

　町はこのヘリポートを拠点にした峡南地域を巡る観光ツアーの展開を目指していて、12月中旬に欧米各国の在外公館やインフルエンサーなどを招いたモニターツアーを開催します。

富士川町 望月利樹 町長
「空の交通網という部分は山梨県内まだまだ脆弱だと思っている。先々の目標だが（観光客が）富士川町に降りてきて、それから県内に展開してもらえたらと思っている」

　また、将来的にはヘリポートをより多くの用途で利用できるように、不特定多数のヘリコプターが離着陸できる「公共用へリポート」を目指したいとしています。