甲府市中心街の岡島跡地の再開発で、開発業者が計画を見直し商業棟は地下駐車場を無くして6階建てを検討していることが分かりました。物価高で膨らむ事業費の削減や地下の駐車場工事を不安視する住民の声に対応するものとみられます。

岡島跡地の再開発計画では、商業棟と住宅棟からなる複合施設を建設し、2028年の開業を目指しています。

関係者によりますと、計画の見直しでは、地上4階建てとした商業棟は地下駐車場を無くし地上6階建てにし1階、2階が商業フロア、3階、4階に駐車場、5階、6階に核店舗となるシネマコンプレックスの出店を計画しています。

計画の見直しで資材高騰で膨らむ事業費の削減を図るほか、周辺住民から寄せられた地下の駐車場工事による影響を不安視する声に対応するものとみられています。

開発業者は見直しについて、住民と意見交換する予定で取材に対し「発表できるときがきたら発信したい」としています。