露民間軍事会社「ワグネル」 バフムト完全制圧を主張 ウクライナ軍は否定
激しい攻防が続いているウクライナ東部の要衝バフムトについて、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は20日、完全に制圧したと主張しました。ウクライナ軍は、これを否定しています。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プリゴジン氏は20日、SNSで戦闘員たちがロシア国旗を掲げる動画を投稿し「バフムトを完全に制圧した」と主張しました。その上で「25日にロシア軍に町を引き渡して撤退する」と述べました。
一方、ウクライナ軍のシルスキー司令官は同日、バフムトとする映像を投稿し「1メートル単位の戦闘が続いている」とプリゴジン氏の主張を否定しました。
バフムトを巡っては、ロシア国防省も20日、「ワグネルが町の西部を解放するための戦闘を継続した」と発表していて、ワグネルの主張の真偽は分かっていません。