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北朝鮮「ウクライナの軍事侵攻、米国に責任」

2022年2月27日 15:01
北朝鮮「ウクライナの軍事侵攻、米国に責任」

韓国軍は北朝鮮が27日朝、弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したと発表しました。一方、北朝鮮外務省はロシアによるウクライナへの軍事侵攻についてアメリカに責任があると主張しています。

韓国軍によりますと北朝鮮は27日午前7時52分頃、平壌の順安一帯から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。飛距離はおよそ300キロ、高度はおよそ620キロと分析しています。

北朝鮮のミサイル発射は1月30日の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験以来今年で8回目で、北京オリンピック期間中は控えていた発射を再開させたかたちです。

韓国大統領府は午前に緊急の会議を開き、「深い憂慮と厳重な遺憾」を表明、その上で「ウクライナでの戦争を解決するため全世界が尽力している状況で、弾道ミサイルを発射したことは世界や朝鮮半島の平和に決して望ましくない」と指摘しました。

一方、北朝鮮外務省は26日付の談話で、「ウクライナの事態はロシアの合法的な安全上の要求を無視して、軍事的優位だけを求め一方的な制裁・圧迫に固執するアメリカの強権と横暴が原因だ」と主張、アメリカを非難し、ロシアを擁護する立場を示しました。