×

タイ・プラユット首相の続投認める 復職へ

2022年9月30日 20:18
タイ・プラユット首相の続投認める 復職へ

タイのプラユット首相の任期をめぐる問題で、憲法裁判所は30日、任期の上限である8年は超えていないとして、続投を認める判決を下しました。職務の一時停止を命じられていたプラユット首相は復職します。

プラユット首相は、軍事クーデターにより2014年8月に暫定首相に就任し、その後、総選挙をへて2019年6月に、正式に首相に就任していました。

憲法で首相任期は最長8年とされているため、野党側は、暫定首相の期間も含めて今年8月24日で任期は満了だとして、プラユット首相の退陣を求めていました。

この問題について憲法裁判所は30日、プラユット首相の任期は憲法が施行された2017年4月が起点で、上限の8年には達していないとして、続投を認める判決を下しました。

プラユット首相は先月、裁判所から職務の一時停止を命じられていましたが、首相職に復帰します。

反政府派の抗議集会に参加していた学生は、判決について「予想はしていたが失望した。引き続き、プラユット首相の退陣や民主的な憲法への改正を訴えていきたい」と話していました。